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泳ぐ女
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2.愛撫

まだ全身に残っている甘い感覚…。

なるみはベッドの上で体を横たえて肩で息をしていた。
こんなに簡単に感じてしまう自分の身体が信じられなかった。
しかし中途半端なまま高められた身体は、次の刺激を求めていた。

「さて……」
ガウン姿の神崎は、数々の玩具の中からひとつを取り出す。
「どれぐらいなるみちゃんの性感帯が開発されているのか、確認させていただくわね」
神崎はなるみを仰向けに寝かせた。
「これは、高級なバイブなのよ…。
色々な振動ができるようになっているし、とっても柔らかいの」
普段仕事でもあまり玩具を使わないなるみは、少し緊張する。
見た事のない、柔らかそうなバイブレーター。
「クリトリスは感じすぎちゃうみたいだから、触らないでおくわね」
神崎は、なるみの脚を大きく開かせた。
なるみの下の唇は、新しいものを食べたくて、もう涎を垂らしながら疼いていた。

「あうぅ……」

ぬぷぷぷっ………

なるみの入り口へゆっくりバイブレーターが差し込まれていく。
「は……あ…」
先ほど中途半端に感じさせられているなるみの身体は、すでに受け入れる準備が整っていた。
バイブの頭の部分が入ったところで、神崎は挿入を一旦止めた。
(また、焦らされるの…?)
肉体から出てくる激しい欲求と、焦らされていることで大きくなっている精神的な興奮とで、なるみはこれから起こることに対して、自分でも気付かないうちに期待感を膨らませていた。

ヴイィィィン…

バイブレーターが小刻みな振動をはじめる。

「あっ…あぁぁんっ…」
なるみの中から、お腹の方へと向かって玩具がこすりつけられる。
「あぁぁっ!ああんっ!!」
なるみの壁の部分に、振動が伝わってくる。
入り口近くのその部分は、お腹だけでなく下半身全体に甘い振動を伝える。
「Gスポットに当てているのよ…?分かるわね?」
なるみは答えるかわりに首を振る。
「あぁっ…!は、…あっ、あっ、あっ…あぁっ」
既に敏感にさせられていた身体中に、甘い振動は容赦なく響き渡ってしまう。

(感じちゃう……あぁ…どうしよう…気持ちいいっ)

バイブの入ってる部分は5センチぐらいなのに、つま先まで痺れてくる。
なるみの体の奥から、達したいという意志がこみ上げてくる。
「ふふ…すぐにでもイッてしまいそうね。どうしたい?
なるみちゃん?…イきたい?それとも、…まだやめておく?」
「あっ、…お、おねがい…いっ…いかせ、て…ください……も、…もぅ…あぁんっ…」
なるみの体内に半分入ったバイブレーターは、振動を無機質にどんどん与え続けていた。そして、なるみのその部分は異物を咥えこみ、いやらしく溢れながらひくついていた。
「ここは充分に感じるみたいね…」
神崎が言った。
なるみの身体には、もう甘い振動が充分過ぎるほど伝わっていた。

(あぁぁんっ…もう、だめ…)

「あっ、あっ、あ…うっ…いっ、いくっ…あぁぁっ!」
なるみの神経が集中しかけたその時に、神崎はバイブレーターを抜き取った。


「はぁ、…はぁ…はぁ…」
神崎は薄笑みを浮かべてなるみを見下ろしていた。
「あぁぁ…もぅ…意地悪、しないで下さい…」
仰向けで脚を大きく開いたまま、なるみは神崎を見上げる。
その瞳は艶をたたえ、艶(なまめ)かしかった。
神崎はなるみの性器をじっと見る。
「なるみちゃんのここ…。ヒクヒクしているわよ…。まるで生きているみたい。
…とっても、いやらしい娘なのね」
なるみは半泣きになりながら、神崎に懇願した。
「お願い…、もう、イきたいんです……。ガマンできません……社長ぅ…」
神崎はなるみの片足を掴み、もっと脚を開く。
「お姉様でしょう?」
「あぁ…お姉様ぁ…いかせて…」
既になるみの股間からは、膝の真中あたりまでベトベトに愛液が流れていた。
「たくさん出しちゃっているわね」

しばらく間を空けて、神崎は言った。
「じゃぁ、私のを可愛がってもらおうかしら?」
神崎は羽織っていたガウンを脱いだ。
豊満な乳房と、そして平均よりかなり大きいであろう男性のものが現れた。

「えぇ…」
(社長は、男の人だったの?)
意外な展開になるみは驚く。
「私は男なのよ。…見た目は女っぽくしているけれどね。
…女になろうと思ったけれど…どうしてもおちんちんは取れなくてね…」
「………」
社長はニューハーフだったのだ。
突然の出来事になるみは呆然としてしまう。
「さ、あなたの得意な技で、私をイかせて頂戴」
上半身だけを見ると美貌の熟女は、ベッドの上で膝立ちしてなるみの頭をそっと自分の方へ引き寄せる。
「はい…」
なるみは頷くと、四つん這いの姿勢になり神崎のものをそっと握る。
そして、柔らかく口の中へ迎え入れた。
「んぅ…」
舌先を使って先の方を遊びながら、唇では優しく動きを加える。
「やっぱり上手なのね……。なるみちゃん」
なるみはねっとりと口での愛撫を繰り返しながら、
後ろの方はそっと手で刺激を加える。

(大きい…社長…)

自分の口に入りきらない神崎のものを精一杯頬張りながら、
なるみの気持ちも高ぶっていく。

(ほしい…これ……もう…あぁ…)

彼女自身も更に愛液を溢れさせてしまう。
しばらく神崎はなるみからの愛撫を受け、自分のものをくわえさせたまま、なるみをベッドへと倒していった。
なるみも脚を開く。
神崎へと口で奉仕しながら、なるみはバイブレーターを敏感な蕾に当てられた。

(あぁぁぁんっ…)

静かな振動が、小さな固まりへと伝わる。
「んぅっ…んぐぅっ……」
なるみの息づかいが荒くなる。
神崎のものを頬張りながら、口の端からはたくさんの涎がこぼれていた。
クリトリスへの刺激で、なるみの性感はすぐに高められていく。

(さっきから…もう…変になりそう……)
バイブの振動はおそらく一番微力にセットされているのだろう。じれったい弱い動きに、なるみの身体はもっと激しい刺激を求める。
(もっと…ちゃんとして欲しいのに…)
口に咥えているこの熱い固まりを、さっきから沢山の液体を溢れさせている自分自身に挿入させる事ができたら、どんなに気持ちが良くなるだろう。

「はぁ、はぁ…、お、お願いです…もう…欲しいんですっ…」

なるみは再び懇願する。
「この…、社長の、を……私に…下さい…」
神崎はそんななるみの可愛らしい姿を見て、鼻で笑った。
「きちんと、続けなさい」
一言でなるみを制する。
(私のがどんな状態なのか…社長は分かってるはずなのに…)
「あぁっ…んっ…んぐっ…」
なるみは吐息を押し殺しながら、神崎への愛撫を続ける。
その間も続いている蕾への弱い振動。
なるみの身体はどんどんと敏感になってしまう。
もう何でもいいから挿入してほしいぐらいだった。
そして、この高ぶりを一気に昇華させて欲しかった。
尿意をずっとガマンしているような感覚に、なるみの下半身はどうにかなってしまいそうだった。どれぐらいの時間、焦らし続けられているのだろうか。

(もう…辛いよ……あぁ…)

「んぐぅ、んぐっ…んんんっ…」
神崎は自分のものを咥えさせながらなるみにバイブを当て、
その表情を観察していた。
(とってもエッチな顔をするわね……こんなに愛らしい顔をしているのに
……そろそろ、許してあげようかしら)
ゆっくりとバイブレーターのスイッチを上げていく。
「イきたいのね?」
なるみは神崎のものを頬張りながら頷く。
少しずつ強くなる振動が、なるみの身体にはさらに大きく響く。

(あああんっ…気持ち、いい…)

腰が震える。
蕩ける感覚に酔いながら、神経を自分自身の一部に集中させる。

ヴゥゥィィィィン…

「は、はぁっ、あ、あ…うぁ…う、い、…いぃっ…」
バイブレーターの目盛りは次第に最大へと近付く。
蕾に当てられたバイブは動きを強めていく。
「あぁっ!うあ、あ、あぁぁんっ…」
なるみの眉間にぐっと皺が寄る。額からは汗が滲む。
そして何も入っていないなるみの穴は更に蜜を零す。
自分の中から湧き上がる快感に身を任せた。

「あ、あ、あ、あぁっ!ぅんあぁぁぁぁぁぁんっ!」

やっとなるみは絶頂へと達する事を許された。


「あぁんんん…んぐっ…」
休む事は許されずに、続けて神崎のものを再び口の中へ押し込まれる。
「ちゃんと、イかせて頂戴ね」
「んん、んぐぅ…」
身体のあちこちはまだ甘く震えたまま、気力を振り絞ってなるみは神崎に奉仕を再開する。強すぎないように吸いながら、動かし、舌を使い、自分の持っているテクニックを出し尽くすかのようにひたすら愛撫を繰り返す。
「あぁ…いいわ…なるみちゃん、…口に出すわよ…」
「は、…い…。んんんっ」
なるみは動きを速めて、神崎の瞬間を待つ。
「んぐっ…うぅっ…」
たくさんの精液が、なるみの口に放たれた。
「あぁぁ…」
神崎がため息をついた。
なるみの口一杯に男性の味が広がり、なるみは零さないように全部を飲みこんだ。



高級なバスローブを羽織ってシャワーから出てきたなるみを見た神崎は、改めて彼女の魅力に感心した。
華奢に見えて豊満な身体、幼さを残しそれでも艶っぽい表情。素直な瞳に愛くるしい顔立ち。上から下までなるみを眺めて、神崎は言った。
「なるみちゃんは、後ろの穴ではした事はある?」
なるみは一瞬答えに迷う。
「…昔…。でも、イヤな体験だったので、仕事では全くしてません」
ベッドに近付きながら、なるみは答えた。
神崎は言う。
「そう…。今日は、たっぷりと、気持ちいいってことを教えてあげるわ」
「え……でもっ…」
なるみが今日初めて拒否反応を示したのを見て、神崎は言った。
「大丈夫。絶対にイヤな思いはさせないから」
安心させるように、優しく言った。
「でも…その……あの…」
それでもなるみは迷っている。
「これから、あなたにも今日私がしたことを他のお客さんにも
サービスして貰うことになるわ。……そのためにも、一度経験して貰わないと」
これは逆らう事が許されないと、なるみは感じた。
「…はい…分かりました」
「大丈夫よ。心配しないで。…少しでも痛かったりイヤだったりしたら、
すぐに言って頂戴ね。いい?絶対ガマンしたら、ダメよ?」
なるみは頷いた。
「はい…」

「ここに立ちなさい」
ドレッサーに手をつき、少しお尻を突き出すような格好でなるみは立たされた。
目の前には、自分の上半身が鏡に映っている。
「まだしてないことがあるわ。先にそちらをしてしまうわね」
事務的に神崎は言った。

(…え…何……?)

神崎の指が、なるみのお尻の方から前へと溝をすべる。
指先が膣の穴の近くを撫でた。
少し指を挿入すると、なるみの中にはまだ蜜がタップリと留まっていた。
「あっ……」
なるみが声を出す。
「ふふ……肝心な、『ここ』でまだイってないでしょう?」
男性だというのにとても華奢な神崎の指先が、なるみの中へと入っていく。
「あぁ…、あ…ん…」
「まだ、ぐちょぐちょね……ふふふ…」
感触を楽しむように、神崎がなるみの中をかき回す。

ちょぷっ…、ちゅぷっ…

なるみが音を立てる。
「はぁ、は…あぁ…あ…」
先ほどとは違う快感がなるみに生まれる。少し前の快楽と混ざり合い、すぐに性感が高まっていく。先ほど外側からの刺激で達しているので、身体は内側の刺激を待ち望んでいたのだ。

(あぁ…社長……ホントに…上手…)

なるみはもっと大きいものを入れて欲しいと思う。
そんな事を察したのか、神崎はスイッチの3つ付いた別の玩具を取り出す。
「今度は奥を刺激してあげるわね…」
バスローブを着て立ったままの姿勢のまま、お尻だけを剥き出しにされたなるみの後ろに、神崎はソファーを持ってきて腰をかける。そしてそっとなるみに玩具を挿入していく。
今度は途中で止めることはなく、奥の方へぐっと押し入れる。
「あぁ!あぁぁんっ!」
バイブレーターはすぐになるみの奥へと辿り着く。
「ここが、子宮の入り口…?」
神崎が一つ目のスイッチを入れる。
「んんんんっ…はぁ、あ、…あっ…あぁ…」
振動が全体に伝わり、先ほどから待ちわびた感覚がやっとなるみの身体を満たしていく 。
なるみが感じ始めた頃、神崎はバイブレーターの出し入れを開始する。
ずっと欲していたその口は、益々沢山の液体を噴出して歓喜の音を立てる。

ぬぷっ、くちゅっ…ぬぷぷっ……

「あぅ、あ、あっ、…んあぁぁぁっ…」
なるみ自身も悦びの声をあげる。

(ああ…気持ちいい…ああ…)

もう一つのスイッチが入り、先端に回転が加わる。
奥の方の刺激が更に変化し、強まる。
「んあぁぁっ…きゃぁんっ…、あぅぅんっ…」
神崎は玩具の出し入れを繰り返した。
「はぁ、あぁっ、あっ、あ、あ、…」
なるみが薄く目を開けると、感じている自分の姿が鏡に映っていた。バスローブ越しに乳房が軽く揺れ、自分からも腰を動かしているのだと気付いた。体内からの振動は、先ほどよりもずっと強く、性感だけがなるみの感覚を支配していく。

(ああ…気持ちいいっ…すごい…いい…いっぱい出てきちゃう…)

なるみは自分でも大量に溢れているのが分かった。
玩具の音と、それが擦れる彼女自身の音と、そしていやらしい彼女の声が室内に響いていた。
「いやらしい娘ね…。ふふふふ…」
最後のスイッチが入って、再び蕾に振動を与える。
「あぁぁ!……っ、あ、あぁんっ、あ、…」
なるみの甘い声が更に響く。
立ったままの姿勢で脚に力が入り、その分だけ中への圧力も高くなっていた。まるで身体の芯で掴んでいるかのように、はっきりと挿入しているものの存在を、動きを、なるみは感じていた。
「あああ…あああ…んんっ…う、…気持ち、いいっ…」
ドレッサーを掴んでいる指の先まで、快感が到達していた。
「はぁっ、もう…イきますぅぅっ…んあ、あ、…あぁぁっ」
脚から力が次第に抜けていき、なるみは下半身から自分自身が抜け落ちてしまいそうになる。
神崎は全てのスイッチを最大にした。
バイブを支える腕の手首までなるみの愛液で汚れながら、強く挿入し続けた。

(いい……ああ…いいの…)

「あああぁぁぁぁ!あーー!んっ、あぁぁぁぁっ!」
甘美な陶酔に膝をガクガクさせながら、なるみはその場に崩れ落ちた。



細川は白のベンツを走らせながら、ぼんやりと今日の少女の事を考えていた。
半年という契約で、「なるみ」のマネージャーを引き受けた。
いずれタレント活動を中心とするときには本格的な芸能マネージャーが付く事になるだろうが、それまでの繋ぎ的な役割として、今回社長から話があったのだった。彼のその後の立場は、神崎から保証されていた。新しくオープンする大きなホストクラブの店長になるのだ。

今日会ったなるみという娘。

風俗嬢ということだったが、それが信じられないほど何か輝くものを持っている娘だった。人を見つめる眼も素直で、服装も水商売らしい派手なものではなかった。、細川は今までの仕事柄、色々な女達を相手にしてきた。その誰しもが甘ったるく、嫉妬深く、分かり易かった。しかしなるみに対しては、今まで感じたことのない不思議な印象をもった。
「もしかして、社長の言うように大変な素材なのかも知れない…」
こんな業界に入っていなければ、十分に普通のアイドルタレントとしてデビューできたことだろう。
「なるみ、…か…」
細川はこれから自分が仕事を共にしていく相手に、期待を持った。
単なる風俗上がりのグラビアタレントを超えるかもしれない。
「今頃、社長に鳴かされているんだろうな…」
女の姿をした"彼"に…。



既になるみの後ろの穴には、神崎の左手と右手のひとさし指が根元まで入っていた。
「大丈夫?痛くない?」
「ん……大丈夫……です…」
神崎の舌で愛撫を繰り返された後、ローションをたっぷり塗りこまれて小指から順に序々に挿入されていった。時間をかけて少しずつされたおかげで、なるみは痛みも感じずに使われたことのない入り口を開いていった。

(不思議な違和感…でも、痛くない…)

快感というには程遠く、まるで医者に診察でもされ続けているようだった。
神崎はほとんど初めてだというなるみに気を使いながら、ごくゆっくりとしたペースで後ろの穴を緩めていった。
「これでも、痛くない?」
「あ…ん…と、…平気です…でも…不思議な感じです…」
神崎は左手と右手の指を使って、少しずつなるみの穴を広げていく。
なるみは空気が入ってくるようなその感じに、違和感を持った。
「んんん……」
なるみの額に汗が滲む。
神崎はローションまみれのその穴を、閉じたり開いたりした。
「大丈夫?」
「はい…」
もうすっかりなるみのもう一つの穴は緩んでいた。
「もう、いい感じかしらね?」
あらかじめ用意してあった細長いバイブを取り、神崎はなるみの後ろに当てる。
「いい?…そぉっと、入れるわよ」
「……はい…」
四つん這いになったなるみは目を閉じて、慣れない穴に異物が入ってくるのを待った。
「あ…?……あぁっ……」
なるみの後ろの穴にゆっくりと何かが入ってくるのが分かる。

(ああ……)

快感を知らない処女のように、なるみは玩具をただ、受け入れていく。
「痛い?」
「……痛くは、…ないです…でも……変な感じです…」
「今、全部入り終わったわよ」
緩んだお尻の穴に、玩具が完全に入ったのだ。
なるみは器具でムリに広げられているような感じがしていた。
「抜いてみるわね」
ゆっくりとバイブレーターが引っ張られる。
「んんっ……んっ…」
なるみは目を閉じて、されるがままになる。
挿入されたときよりも、少し気持ちがいいような気がした。
「んっ…んんんっ…」
バイブがゆっくりと全部抜かれた。
「大丈夫みたいね?じゃあ、もう一度入れるわね」

そうして何度か繰り返されて、なるみの穴はかなり出し入れが出来るようになっていった。再びしっかりとなるみの奥まで入ったところで、神崎がバイブのスイッチを初めて入れた。
「ああぁ……………」
なるみは、自分の後ろの方で振動しているのを感じた。
それは今までに体験したことのない感覚だった。
「なんだか…ヘン、な…感じです…」
「痛いの?」
「そうじゃなくって、……あっ…」
なるみが少し感じてきているのを神崎は悟った。
「じゃあ、いよいよ本番に近づけるわね」
別のバイブレーターを取り、なるみの本来男性を受け入れるはずの穴に当てる。
そこは既に溢れていた。
「お尻の方を弄っていたのに、こっちから出てきちゃってるわよ」
「…、あ、ああんっ!」

ずぶぶぶっ……

簡単にこちらの穴は玩具を受け入れてしまう。
「よく出来たわね。2つともちゃんと入っているわよ」

四つん這いの格好で、2つのバイブレーターがなるみの大事なところに刺さっていた。童顔の少女が官能の表情を浮かべて宙を見つめている。男性がもしもこの光景を見たのなら、誰しもが興奮せずにはいられない淫靡な姿だろう。
そしてなるみ自身も、下半身の別々の振動にすっかり高ぶっていた。
たっぷり注入したローションのおかげで、もう一つの穴からも蜜が溢れているような気がした。前の方に差し込んでいる玩具はなるみの肉芽をも刺激し、下半身全体が中と外から攻められていた。
「あぁぁぁっ…あぁぁんっ…はぁ、あ、はぁっ…はぁぁんっ…」
なるみの腰は自然と円を描くように動いていた。
そんな彼女の様子を、神崎は少し離れて眺めていた。
なるみの身体中の感覚は、甘い振動が全てになる。

神崎は後ろのバイブレーターをゆっくりと引っ張った。
「あぁぁっ!」
今度は押し込む。
「ん!んんんっ!」
引っ張る。
「あぁぁぁぁ…」
また押し込む。
「きゃ……あ、…はぁ、あ、…」
前の方はしっかり刺し込んだ状態で、後ろ側だけを出し入れさせた。
「あぅ…あぁんっ、はぅ、うぅぅぅぅっ…」
その間も、前の方のバイブレーターは激しく蠢き、
内部と外の蕾を容赦なく責めたてる。

ヴビビビビィ…

「あっ…くっ、…あうっ、…くぅっ、…んあぁうぅぅっ!」

(すごい、…凄すぎちゃうよ…)

下半身全体が性感帯となり、もう自分が何をされているのかなるみは分からなくなっていた。甘い快感は次第に切なすぎる波になって、身体の内側から外側へ何度も押し寄せてくる。

(もう…全部、いいっ…ああ…だめ…)

「あっ、あぅぅぅ、…ん、んあぁぁぁっ!くぅっ!」
玩具は後ろの穴を出たり入ったりしている。
前の方は奥に刺し込まれたままだ。

(気持ちいい……すごい…すごいよ…こんなのって…)
次第に何も考えられなくなり、身体中が真っ白になっていく。

(蕩けちゃう…全部……蕩けちゃう…)

「あうっ、あうっ!はぁんっ!ん、んあぁぁぁーーーーっ!」
なるみの前の穴から勢いよく愛液が飛び出す。
全身を痙攣させながら、今までに味わった事のない激しい快楽の中、
なるみは気が遠くなった。
 

   

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